バンテージ・ポイント2008/03/13 23:48

 大統領暗殺の真相を、8人の目撃者、8つの異なる視点で追ったサスペンス・アクション…。

 と、言う事で見に行ってきました。実際のところ、8人の目撃者のうちの最初の3人ぐらいまでは眠くなりそうになりましたが、銃声と爆発音でその都度眠気が吹っ飛びました。

 後半での視点は「ガード下で何かが起こる」に向かって突き進んでいきます。そこからは目撃者の伏線が点から線になり映画のクライマックスへと進んでいきます。

 今まで見た事のないタイプの映画で、大変面白かったです。

ジャンパー2008/03/27 23:24

スティーヴン・グールドの傑作SF小説を、『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマンが映画化したSFアクション。世界中のどこへでもテレポートできる“ジャンパー”と、そんな彼の抹殺を使命とする謎の組織の攻防が展開する。
以上、あらすじ引用。

 簡単に言うとEveryWhereDoor!!(翻訳:どこでもドア)。ドラえもんのアイテムを映画にするとこうなります。

 冗談はさておき典型的なハリウッド映画です。しいて映画の放つメッセージを受け取るとすると、正義と描かれる「ジャンパー」、悪と描かれる「ジャンパー駆除軍団」の構造が実際は逆って事。少なくともジャンパーは銀行強盗をはじめとする犯罪者でジャンパー駆除軍団は犯罪者を追っかけるFBIって感じです。

 そこに監督のメッセージがあるとすれば、アメリカ社会に対する痛烈な皮肉と受け取れます。

Asian Miracle Continues at Worlds2008/03/30 23:26

 2008 Ford World Woman's Curling Championship HomePageの News and Media Releases の中の見出しです。TeamJapanがプレイオフ進出を決めた予選終盤からTie-Breaker及びPlayoffまでの事です。特に今大会は TeamChina の予選7連勝による予選トップ通過と併せて AsianMiracle と表現されています。

 僕が思う最高のカーラー(というよりはファン)はスイスのMirjam Ottさんなのですが、そのOttさん率いるTeamSwitzerlandを 6-4 で破ったのは圧巻でした。三位決定戦で負けてしまった訳ですが、Ottさんと目黒選手の戦い後の握手はOttさんの敗者を労う仕草が大変印象的でした。Ottさんも日本の実力を認めてくれたのでしょう。後ははもう一人の最高のカーラーNorbergさん率いるTeamSwedenに勝って欲しい。
 ちなみにカナダは出場するチームのカーラーが全て最高で上げたらきりがないです。

 大会ではその後は負けてしまって結果は4位だったのですが…。惜しいというか、悔しいですね。小野寺選手の記者会見の言葉を思い出しました。
「日本は技術的にはトップレベルだが、ミスにつけ込んでくるチームが強かった」
失点したエンドは全てミスから始まっているんですね。リード、セカンドが失敗した時は失点の率が高い。TeamJapanのセカンドは序盤はショットの確率が高かったのですが、試合終盤になると確率が落ちてきているように感じました。

 スイス戦、カナダ戦を通じて思ったことだけど、カーリングで難しいところは勝ち方にあるんじゃないかと…。要するに勝っている時にどう逃げ切るか。負けている時は攻撃だけなんでけっこう頑張れる。その結果大量失点しても、僅差で負けても同じ負けは負け。カナダ戦、3点差で試合をまとめ上げなければいけなかったTeamJapan。結果としてはまとめ上げられませんでしたが、これが今後の課題なのでしょう。カーリング大国カナダの追い上げる時の気迫と作戦、経験、かけひきを分析し、どう冷静にさばくかが、課題なのでしょう。

 大会後の選手のインタビューそれらの証明のようで、Team全員が「悔しい」の連呼なのです。この悔しさを持ち続ける限り彼女たちは強くなっていくでしょう。そしてバンクーバーでのメダルに期待します。

 今回のTeamChina。見てて思ったのですが、TeamChinaのカーリングはoffensiveです。見ていて面白い。ただ、氷の状況が完璧に読めてないと脆さが出てしまうようです。TeamChinaは豊富な国家予算を背景にカナダで長い合宿を張っています。今回の快進撃はその辺が大きいのかな?なんて思っています。TeamJapam(TeamAomori)にもカナダ合宿を充実させてあげたいものです。

 2008年度のパシフィック選手権は大変な大会になるでしょう。2009年度の世界選手権は韓国で開催されます。アジア枠は2つでその一つは開催国の韓国になります。残りの一つを中国と争うことになります。今回のポイントでオリンピックは大丈夫とは思いますが何が起こるかは解りません。是非中国に勝ってオリンピックポイントを確実にして欲しいと同時に今度は是非メダルを取って欲しいと思います。