落書き2008/07/01 22:10

 フィレンツェの大聖堂の落書きをした日本人が停学や野球部監督解任などの厳しい処分を受けています。これを厳しいとするか厳しすぎるを別にして、イタリアで見てきたことを思い出しました。

 2003年イタリアに行った時の事です。ヴァティカンの大聖堂のクーポラに上がりました。そこで記念(と思う)に落書きしているイタリア人を見かけました。それまでは気がつかなかったのですが、クーポラの大理石は落書きだらけなんですね~。そういうのを見るとある種の衝動に駆られるのも解らんでは無いですね。だってイタリア人、堂々と書いてますもの。それに何よりも落書きの数が半端じゃないですもの。

 今回問題になっているフィレンツェの大聖堂は2001年に上がったことがあり、特にクーポラに上がる階段は凄い落書きの数で、そういえば「無茶するな~」なんて思ったことを思い出しました。

 それらに比べると日本人の国宝、世界遺産に対するモラルは高いものがあると思います。外国に行ったら気が緩むと言いますが、普段日本では行わないことを平気で行っている時があるようです。事故、犯罪については危険が徹底されていて行動に気をつけているようですが、細かい事については気が緩むようですね。

 彼たちが普段日本で世界遺産などに平気で落書きしている人たちであれば、言語道断なのですが、そうでないとするならば、「外国へ行った」という気の緩みがそうさせたのでしょう。何度も海外に行っている方はそんな事はないでしょうが、滅多に行かない方は気を緩めない様、要注意です。