ガルパンはいいぞ2016/06/14 22:53

 ネット上で「ガルパンはいいぞ」と、飛び交わしていはすが、判らんでもないですね。僕も色々と書きましたが全然足りてません。

※2016年8月に追記
※2016年10月に追記

 なんだかんだで、両手で数えられる以上???、観に行ったかな…。最初は冗談半分で「10回位は観る~」なんて思ってましたが、冗談では無く本当に観るとは…。面白かったのもあるし、観に行ける環境が良かったってのもあります。公開日の21日は北九州で観ました。その北九州も1月下旬で終わってしまったのですが、なんと!、年明けの9日から下関で公開が始まっていたのでした。北九州の最終日は会社帰りに観て帰ろうと思っていたのですが、予約が取れませんでした…。今までの映画鑑賞と違うのが、「予約が取れない」ですね。普段映画館に行っても、多くて10名程度の観客、下手すると観客が2名(さすがに1名は経験が無い)って感じだったので…。で、ガルパンは何時行っても約半分、多い時はほぼ満席状態なんですね~。ちょっと異例でした。普段の鑑賞スタイルでは1席分開けて座席を確保していたのですが、慣れてくると「良い席で観たい」が全面に出てきて、隣に予約が入っていようが、希望に近い席を予約する様になりました。


 では、劇場版で感じた事をランダムに。


 シネコン
 北九州(T-JOY, CINEPLEX)、下関(CINEMA SUNSHINE)、小倉コロナシネマワールド(4DX)、防府(AEON CINEMA)と、複数の映画館で鑑賞しましたが、音が微妙に違うんですね~。座る席の位置の違いもありますが…。音的には「T-JOY=CINEPLEX>下関>小倉コロナ≧防府」って感じかな?。微妙にT-JOYの方が音に迫力を感じました。T-JOYでは都合上、4つのホールで鑑賞したのですが、1つのホールだけ、やたら砲弾が飛び交っていた様な気がします。下関は2つのホールで鑑賞しましたが、後で観た方のホールの2回目以降の方???が良かった。座る位置の差かな?。劇場版の1つの売りである、こだわりの音響(特に発砲音と爆発音)は劇場で遺憾なく真価を発揮しており、全身に響き渡る砲火の轟音は快感に近いものがあり、ちょっとした心地よさを感じます。カールくん最高!!。
 だったのですが、再上映をCINEPLEXで鑑賞すると、CINEPLEXの重低音に少し魅了されたかな~。バランスが素晴らしいのと、重低音のビリビリ感がなかなか良かったです。

 8月末に北九州・戸畑のAEON CINEMA(THX)で、再上映がありました。やっぱTHXやHDCSと音響を売りにしている映画館だけあり、いい音だな~と。とにかくバランスが良いですね。
 T-JOY=CINEPLEX/戸畑THXって感じです。

 そして…。

 10月に福山で「激音センシャラウンドマキシマムブースト」という名の上映を観てきました。これははっきり言って次元が違うし、上記映画館と同列に語る事は出来ません。ブログと重なりますが、以下に感想を。
・ダー様の第一声の後の砲撃音。明らかに一線をを超えている。
 ※BDでは5発目位が大音量のはずだけど、全部の砲撃音が大音量!!。
・カール自走臼砲の砲撃音・着弾音。
 ※砲撃音の甲高い金属音は聞こえず、重低音が響き渡り、着弾音は地響き。この一発を浴びる為に来たって感じ。
・観覧車先輩
 ※転がっているのではなく、大暴れしていた。
・最後の中央広場決戦
 ※ネジが飛んでいる。
公開10月目?の映画に結構人が入ってんだよね~。それも驚きの破壊力抜群の上映でした。



 始まりは
 劇場版の第一声は、ダージリン様でした。厳密に言えば冒頭に約3分の紹介ビデオがありましたが…。この冒頭3分の紹介ビデオも初見の人には布石になってるんですね。何せ「廃校を免れた」って言ってるんですから。
 で、いきなり戦闘中のクーポラの中。絵は紅茶。優雅なダージリン様と焦り気味のペコ。クーポラから抜けると、砲弾が飛び交う。結構砲撃音が凄い。そしてみほの指示。
みほ 「パンツァー・フォー」
    に、パンツァー・フォーしない知波単高校…。
西隊長「西住さん、パンツァー・フォーって何ですか?」
    で、西住殿パンツァー・フォーの説明。生徒会の突っ込み。
西隊長「戦車前進!!」
みほ 「それではもう1回、パンツァー・フォー」
    で、OP。「劇場版・戦車道行進曲!パンツァーフォー!」のシンフォニーにテンションMAX!!。この曲を聴くとガルパンだな~って感じます。

 ここまでだけで、小ネタ満載。「パンツァー・フォー」はTV2話でも説明がありましたが、劇場版でもやるとは…。大日本帝国陸軍がモデルなので、なるほどと…。西隊長の「西住さん」の「さん」付けは個人的にはまりました。この後の知波単生徒の「突撃以外何がありましょうぞ」の「ぞ」付け、西隊長の「吶喊」、BGMの「雪の進軍」がこれまたシンフォニー。この時のチハの履帯とサスペンションの動きが凄い。で、知波単勢が突撃してどんどんやられていく…。この辺予想通りというか、期待通りで嬉し過ぎる。日本だけあって真面目なんだけど、方向が間違ってるのが…。そして不利になった戦況を立て直す為に市街地へ。移動中でも小ネタ満載で、看板も見逃せません。あまりの情報量に切りが無いので、ここまで。


 大洗市街地戦
 まず最初に度肝抜かれたのは、大洗市街地戦(TVシリーズは大洗商店街戦)です。飛び交う砲弾(と言うか、流れ弾)。吹き飛ぶ戦車とそれ以外。こんなにやっちゃって良いのって感じで大洗町が壊れます。そして戦車が突っ込んだ肴屋さん…。今回は爆発炎上です。
 そして(頼れる同志?の)KV2が外しまくり(というか、狙ってる?)。1発目が大洗ホテル、2発目が大洗シーサイドホテル。3発目を撃つ前に自滅…。ここから市街地戦のクライマックスです。
 勝敗の結果は、聖グロ・プラウダ連合の勝利。最後の勝敗が決まるシーン、決まった後のシーン。細かいところまで描画されています。
 みほはダージリンに勝てないですね。この辺の力関係が良いですね。ダージリンに勝てないみほ。みほに勝てないまほ。まほに勝てないダージリン。ダージリンはみほと同様に戦術家なんですね。「スコーンが割れる」のを待っていたのは、知波単の突撃でみほの戦術が破綻するのを待っていたようです。


 劇場版新キャラ・継続高校
 劇場版一の強烈キャラでしょうね。冒頭で「戦車道には人生の全てが詰まっているんだよ」で始まり、最後も「戦車道には人生の全てが詰まってねんだね」。「・・だろ?」で終わります。最初は意味が良く判らなかったのですが、このキャラはムーミンのオマージュなんですね。フィンランド繋がりです。継続高校のミカさんは帽子をかぶり、楽器を持ち、哲学的なセリフを語る、スナフキンでした。で、継続高校の戦いが凄いのです。強烈な印象を残したキャラと戦車でした。

 ガルパンは脇役が主役を食う勢いなのですが、劇場版もその例に漏れずです。
 強烈キャラ②はセンチュリオンかなっ。島田流家元の一人娘、天才少女愛里寿が車長を務めるこの戦車は動きに一○式を感じました。音も威圧感があって、映画『激突!』に出てくるトレーラーを思い出しました。

 強烈キャラ③はローズヒップとクルセイダー。冷静に記憶をたどると、大学選抜戦で1両撃破しているだけなのです。何が強烈かと言うと、戦車の個性に尽きると思います。とにかくせからしく、お上品ではない。ローズヒップを制するダージリンがおかしいです。


 日常パート
 お風呂のシーンから始まる日常パートですが、全体的な印象として生徒会の存在感が半端ないです。役人に廃校を告げられた後、会長はぐっと歯を食いしばってるんですね。それを察知した副会長が会長に代わって指示を出す。そして、会長が廃校を撤回させるために躍起になっている間、桃ちゃんと柚ちゃんが取り仕切っていたのですが、桃ちゃんは今までとは違い「私がやらねば」という感じが出ててすごくよかったです。そして夕暮れ時に一人では明らかに無理な量をリヤカーで引いていてバランスを崩して崩壊したところに会長が帰ってきて
 「ただいま」
そして桃ちゃんが今まで堪えてきたであろう大粒の涙を流しながら会長に駆け寄り泣きつくシーンはウルっとしました…。
 頑張ったね桃ちゃん…
でも、桃ちゃんの戦闘パートはチキンハート…。「無理だ~」とか、「撤退しましょう」とか、「中隊長なんとかしろ!」とか…。でもそれが桃ちゃん。

 いつものキャラの違った一面が見れるというのが面白かったでね。学校が無くなった途端にダラける風紀委員と、風紀委員の遅刻を取り締まる麻子。ボコミュージアムでテンションMAXのみほ。他のあんこうチームの面々がちょっと引気味なのが面白かったです。そこで出会った愛里寿…。ボコボコにされる「ボコ」を愛でるみほは、なんだか心の闇が見え隠れするようでもあり、同じく「ボコ」を愛でる愛里寿も同じ心の闇をもってるのかなと…。

 まぐれと呼ばれて即激昂するお母様も良かったですね。役人はやっちゃったですね~。みほがまぐれだったら、まぐれに負けた(西住流)は何なのか!!って感じです。

 劇場版で一番好きなシーンが、西住姉妹の幼少期の描写なのですが、みほってやんちゃだったんですね~。それ故の何でもありの戦車道なのかなと…。Ⅱ号戦車の砲身にバケツは良いシーンですね。セリフなしの演出、とても良かったです。


 「秋の日のヴィヨロンのため息のひたぶるに…」
 選抜戦前にダージリンが各校に送った暗号伝聞です。これは史実で、第二次世界大戦の連合軍の史上最大の作戦『ノルマンディー上陸作戦』の決行前夜にフランスのレジスタンスに発したものです。劇場版公開前ではPVの初っぱなから流れていた台詞ですが、こんな使い方だったんですね。

 廃校ネタについて
 賛否両論の「廃校ネタ」ぶり返しです。これはTVシリーズでの、「彼女達の戦いは一体何だったのか!?」とならざるを得ない展開ではありました。でも個人的にはTVシリーズで、引っかかった部分でもあったんですよね。確かにTVシリーズでは、文科省役人の言質は取ってないんですよね。
 これによって劇場版ではTVシリーズで戦ったライバルたちとオールスター・チームを結成するという、劇場版ならではの王道ストーリー(ガルパン・オールスターズ)が展開されたのも事実で、後半の大学選抜VS大洗連合(高校選抜)の大戦車戦に突入する訳です。


 VS大学選抜(前半)
 劇場版のメイン部分です。大学選抜との戦いは前半と後半に分かれるのですが、最初から格好いい!!。30VS8の殲滅戦に対して策を考えるみほ。そして試合開始直前の「待ったー!!」。この時のBGMが「学園十色です!」。最初、サントラ聞いたときは「何!!これ??」だったのですが、この曲に納得。今となっては、
 学園十色です!
  ↓
 アンコウ干しいもハマグリ作戦です!
  ↓
 好敵手です!
  ↓
 まるで西部戦線みたいだと優花里さんが言ってます!
の流れが最高です。特に、「まるで西部戦線みたいだと優花里さんが言ってます!」の際の上空からの長回しでⅣ号のみほに迫るカメラワーク。劇場版で制作に一番時間が掛かったシーンだそうです。で、今回はクーポラに腰をかけてるんですね。ここがまた、格好いい!!。

 部隊編成
 ここで、部隊編成を。大洗連合は戦車を10両づつの中隊編成にします。内訳は、
・たんぽぽ
  みほ(隊長兼大隊長)、ダージリン(副)、ルクリリ、ローズヒップ、アンチョビ、ミカ、アヒルさん、カモさん、アリクイさん、レオポンさん

・あさがお
  ケイ(隊長)、西(副)、アリサ、ナオミ、ウサギさん、玉田、福田、細美、名倉、池田

・ひまわり
  まほ(隊長)、カチューシャ(副)、ノンナ、クラーラ、ニーナ、エリカ、直下(仮名)、小梅、カメさん、かばさん

 個人的には絶妙と思ってます。主力はたんぽぽで、黒森峰とプラウダの重戦車に大洗からドイツ車両を、あさがおはサンダースと知波単に大洗からアメリカ車両を、たんぽぽは大洗と聖グロを中心に、アンツィオと継続の車両を。どうしても知波単が加わるとそこが戦力低下するのは、やもえないですね。
 各中隊の隊長、副隊長も絶妙かなと。特にダージリンがみほの副隊長になっているのは絶妙ですね。過去2回負けているだけに、信頼が厚いのでしょう。又、ダージリンはみほの補佐に徹底しています。

 大学選抜戦の序盤は大学選抜のアズミ中隊がアサガオ中隊の知波単'sを突破する所から始まるのですが、その前のクーポラに腰掛けて足を組んで双眼鏡を覗くサンダースのケイも格好いい。みほが西副隊長に「突撃はひかえてください」と名指しで指示するあたり、エキシビションの経験値が生かされています。
 戦闘ですが、まずは力VS力の戦いになります。戦略的には大学選抜の方が火力が上なのと、大洗連合の火力がほぼ把握出来ているので、大学選抜有利に進みます。大洗連合は大学選抜がカール自走臼砲を装備してたのを知らなかったので、高地に主力部隊(ひまわり中隊)を集めてしまいました。大学選抜は大洗連合の弱い部分、あさがお中隊の知波単'sを突破。ひまわり中隊を前後挟み撃ちの形にしました。みほの戦略は間違いとは思わないのですが、愛里寿の戦略が上回っていました。どう考えてもチハVSパーシングはチハには分が悪いです。結果、ひまわり中隊の残存車両が半分に、チハは新旧1両づつ失いました。

 ひまわり撤退時にプラウダ全員でカチューシャを守ったのは涙ものでしたが、結果的にこれは大正解だったですね。実際、あの後のカチューシャは、P虎と三式を従え、パーシング3輌を撃破しています。もし他のプラウダ生が生き残っていても、こうはいかなかったでしょうね。
 よくよく考えると、大洗連合は隊長クラスが8人もいるんですよね。大学選抜は愛里寿とアズミ、メグミ、ルミの4人のみ…。まほの「みほらしい戦いを」の助言を受け、後半の廃遊園地での戦いは愛里寿が参戦するまで、大洗連合有利に進むのも、この辺が要因と思います。

 VSカール自走臼砲
  大学選抜戦は前半と後半に分かれるのですが、対カール戦が大学選抜戦前半のクライマックスになります。ここで大活躍するのが継続高校のBT-42です。「サッキャルヴェン・ポルカ」に乗った大立ち回りは初見の時は「あっけらかん」でした。ミッコがハンドルを差し替える「クリスティ式なめんなよ!」のシーン。サントラでは1秒程度、音が止まるんですよね。最初聞いた時は?????でした。何回か観て気がつくのですが、ミカは右の小窓に貼り付きながらこの大立ち回りを支えてるんですね。最後は落ち着いた声で「トゥータ!」(撃て!)と言い放ち、パーシング撃破。BT-42はパーシングを3両撃破してるんですね。
 BT-42が護衛のパーシングを相手してる間、どんぐり小隊の残り(CV33, ヘッツァー、89先輩)は、カールを仕留めに行くのですが、このシーンは生徒会長VS文科省役人ですね。ネットの意見ですが、良く言ったものだと。


 VS大学選抜(後半)
 まほの「みほらしい戦いを」の助言の元、チームワークでの戦いを始めます。みほらしい作戦の舞台は廃遊園地。この時の「パンツァー・フォー」が何か声を振り絞ってる感じがして格好いい。

 序盤
 まほとカチューシャの会話が普通になっているんですね。それまではカチューシャが意見したらまほがカチューシャを睨むシーンが多かったのですが、この時はカチューシャが普通にまほに意見具申しています。お姉ちゃんに頼られて喜ぶエリカも良かったです。

 観覧車先輩
 廃遊園地での序盤は大洗連合が大学選抜を各個撃破していくのですが、各個撃破の状況に愛里寿は作戦変更。この部分、まほとダージリンは察知してるんですよね。しかしながら愛里寿の作戦を見抜けず大ピンチに。そこで活躍するのがウサギさんチーム。ウサギさんチームはケイの指示についていけず、「はぐれちゃった」んですが、それが幸いして、大洗連合の大ピンチを救う事になります。そこで活躍するのが「観覧車先輩」。今回ウサギさんチームが前日に鑑賞した映画が「1941」。これって確か、大日本帝国海軍の潜水艦が遊園地をハリウッドと勘違いして攻撃して、その時の目標が観覧車で、砲撃後、観覧車が外れて転がるんだよね。随分懐かしい。そしてここから、急激に風向きが変わっていきます。観覧車先輩の活躍で脱出した大洗連合は、このあと廃遊園地でみほ得意のゲリラ戦を駆使し、大学選抜を「22-18」→「22-9」まで追い込みます。

 日本戦車の活躍
 アヒルさんチームと知波単'sがゲリラ戦術でパーシングを撃破するんだけど、これ、冷静に考えたら凄い戦果なんだけど…。一番みほ流を体現しているのではないでしょうか。

 迷路の戦いと各個撃破
 個人的に劇場版MVPと思っているアンチョビさん大活躍です。どんぐり小隊での「ごっぢ見てるうぅぅぅ」も可愛かった。後半戦は「それぞれに出来る事」がサブテーマなのですが、アンツィオの出来る事はGPS(偵察)だったですね。
 大学選抜の車長が「この道幅なら砲塔は回転できない」と決めつけてⅣ号を追いかけますが、Ⅳ号はT字路のスペースをうまく使って砲身を回転させて反撃します。

 無双
 大学選抜のピンチに愛里寿が無双。いきなりアヒルさんチームと知波単'sを撃破します。もう、戦車の動きが違うんですね~。まるで一○式…。映画初見では「強い」が第一印象です。

 大学選抜中隊長
 アズミ、メグミ、ルミの3人も年齢差があるとはいえ強敵でした。サンダースのケイ、ナオミ、アリサの3人が何も出来ないで撃破された時はショックでした。

 カチューシャの活躍
 カチューシャが残ったのか大きかったのは、P虎と三式を従え、パーシング3輌を撃破したのと、P虎とティーガーⅡを従え、バミューダトライアングルの一角を崩した事が大きかったですね。
 大学選抜の中隊長達は3人で連携を取ることで実力を発揮するタイプであり、一角を崩せないまま、2対4の状況になったとしたらヤバかったなと。
 ノンナの言葉通りに「この試合に必要な方」であり、プラウダ全員を持って護りきる価値のある存在だったんだなと。


 最終決戦①3vs2
 中央広場での愛里寿との最終決戦。まずは西住姉妹と愛里寿を避けつつアズミ、メグミとの戦いです。この部分は砲撃一発一発に意味があるんですね。
 みほがトンネルを抜けるところを愛里寿が狙い打ち。それをみほがブレーキで外す。その後ろからみほが愛里寿に一撃。
 もう一周し、トンネルを出た所で、まほが体を張ってアズミをブロック。トンネル上部に移動したみほがバランスを取りなからの不安定な態勢からの砲撃!!。華さんの肩に手を置いて砲撃のタイミングを計るみほが格好良かったですね。このシーン、痺れました。
 まほはすかさずメグミに牽制の一撃、山頂のセンチュリオンに対してみほが牽制を入れる。みほが愛里寿を牽制している間に、まほはバイキング船を砲撃、煙の中バイキング船の下をかいくぐり、メグミがバイキング船に飛ばされた所を撃破。
 そして、このシーン、SEのみで、会話一切無し。

 最終決戦②1vs2
 色々なギミックが出てきて文書説明が難しいのですが、細かい所は省略。みほはTVシリーズ最終回で決めた技で愛里寿の背後を取ろうとしているんですね。でも愛里寿は車体と砲身を回転させ、みほの静止ポイントを先回りして砲撃、吹っ飛ばしました。
 愛里寿はみほとまほの連携を断ち切る為、メリーゴーランドを突っ切ってみほに体当たり。みほの後ろを取り、みほ絶体絶命。そこにヴォイテック…。愛里寿は砲撃のタイミングを外す。

 最終決戦③
 最後はみほの空砲ブースト(特攻)で愛里寿に勝利するんだけど、みほは事前にあんこうチームに指示を出しているんだよね。特に最終決戦の唯一の会話シーンがそれに当たります。そしてで意表を突かれて速度ブーストで威力が増したゼロ距離射撃を許したと。
 エキジビションマッチ後のお風呂でみほが西隊長に「勉強になりました」「精神とか」といって秋山殿とさおりんに苦笑いされていましたが、これって布石伏線だったんですかね。みほが知波単から学んだものは「と・つ・げ・き!」??。



 色々と

 劇場版のMVP
賛否は色々とあるでしょうが、個人的にMVPはアンツィオで。廃遊園地でのGPSが良かったですね。ちょっと、怖そうだったけど。

 TVシリーズとの絡み
 意外にTVシリーズとの絡みがあるなと。TVシリーズの第1話も戦闘シーンからだったので、ある意味一緒。そんな感じで見比べると、最終話の最後は学園艦、劇場版も最後は学園艦…。で、劇場版のキーワード?が「取り戻せ」。取り戻すのは学園(艦)だったんですね~。ガルパンには学園艦が必要なのです。TV9話の冒頭で、文科省役人と生徒会のやり取りがあり、ここは前々から気になってたんですが、言質を取ってないんですね。あっさりと反故にされてました。そして新たに言質を取って、「新たな試合が始まる」なんですね。で、友人に、この様に説明をするのは面白くないので、友人には「ボコを取り戻す物語だ。」と、言っています。ある意味、間違っては無いと思っています。

 戦車が飛ぶ
 戦車もぶっ飛びでした…。本当に飛んでました…。でも、ルパン三世や007などで車が飛び跳ねるのと一緒で、それはそれで有りなのかなと。この辺の見せ方が旨いなと思うのは、1回目はちょっと引くんですよね~。でも不思議な事に2回目以降は何も感じなくなってくるんですね。

 特典
 そういえば、特典も色々ともらいました。でも、特典も無限ではない様で、特典にありつけたのは土日の上映だけでした。アルペジオは何時行っても特典があった(残っていた?)のになぁ…。ミニ色紙は西住姉妹、みほ愛里寿。新春ポストカードがまほ。
 生コマフィルムは…、結構な量だな。
 ・作戦会議のドウーチェ、
 ・Ⅳ号でコンビニ帰りのみほ、華、優香里。
 ・廃校でバレー部がバレー、   ・学園艦に撤収中を遠くから①
 ・ヘッツアー内で生徒会3人、  ・学園艦に撤収中を遠くから②
 ・島田流家元の家での西住しほ、 ・エキシビションのクライマックスへの海岸線。
 ・「こ・う・た・い」「と・つ・げ・き」で「突貫」する西。
 ・大洗市街戦、逃げ切れない様に大洗駅に進むⅣ号の後ろ姿
 ・ゴルフ場、ミルクセーキがいいのⅣ号とあんこうチーム。
 ・廃校・臨時生徒会室での柚ちゃん。
 ・廃校を告げられた時のあんこうチーム
 ・203高地のひまわり中隊を上空から
 ・大洗市街戦でP虎OUT、プラウダIN直前。
 ・廃遊園地移動中、大洗連合IN直前。
 ・学園十色のカチューシャ
 ・廃遊園地を移動中のパーシング
引運は北九州では良く、下関ではあまり良くない感じですが、全体的には当たりでしょう。



 今後に期待するもの。
 DC版。監督が「何とか2時間に納めた」と、言っているので、実際には2時間を超える作品だったものと想像されます。監督が見せたかった劇場版を観てみたいです。